アルミ削り出し 切削加工とは
当店のiPhoneケースの最大の特徴であるアルミ削り出しとはいったい何かというと金型でプレスするなどして成形加工するのではなく、材料のアルミを切削加工でひとつひとつ削り出してつくったものであるということです。
この切削加工とは、機械加工の1つで、専用の刃物(切削工具)を用いて、材料の表面を切り削って除去し、特定の形状・寸法に加工することをいいます。
切削加工は、他の機械加工に比べて精度が高く仕上げることができる一方、必ず切り屑(切粉:きりこ)が出ることと、工具と材料の摩擦熱に対する冷却が必要な場合も多くあります。
主に鉄・ステンレス、アルミなどの金属をはじめ、プラスチック、木材などの加工に使用され、この切削加工に使用する機械を工作機械と呼び
当店ではFANUC ロボドリルα-T21iFLa という、ドリルやタップの他に、フライスや
ミーリング、ボーリング加工も可能な主軸30番の小型マシニングセンタを使用しています。
この高精度なマシニングセンタで、アルミの塊を精密に削り出してつくったのが、当店オリジナルのアルミ削り出しケース、「 XEXeed358(ゼクシード358)」です。
「ケースの全ての面を削り出しで綺麗に加工」するこだわりによって、狂いのない安定した装着感と
精密な機械加工による美しいツールパスが、 大人シックでクールスタイリッシュなiPhoneケースをつくっています。
マシニングセンタとは
マシニングセンタ (machining center)は、工作物の取り付けを変えずに、フライス削り、中ぐり、穴あけ、ねじ立てなどの色々な加工を1台で行うことができる数値制御工作機械で、多数の種類の異なる工具を自動的に作業位置にもってくる装置や、工具の迅速な交換機能(自動工具交換機能)を備えた装置(ATC:Automatic Tool Changer、工具自動交換装置)がある工作機械のことです。
工具マガジンには多数の切削工具を格納し、コンピュータ数値制御 (CNC)の指令によって自動的に加工を行うのが特徴です。
これに近いもので、NC旋盤やNCフライス盤がありますが、これらにはATC(Automatic Tool Changer、工具自動交換装置)がありません。
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